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【終了しました】＜アジア女性資料センター＞韓国・ソウルで「労働者を尊重する街づくり」政策をジェンダーの視点から学ぶ旅

（写真：戦争と女性人権博物館より）

韓国・ソウル市では、朴元淳市長誕生後、「労働者を尊重する街づくり」として非正規公務員を正規化する取り組みが進んでいます。この政策によって、非正規公務員の多くを占める女性や若者の労働条件・職場環境も改善しました。
2017年5月には、文在寅大統領が誕生し、ソウル市の先駆的な実践を国政へと波及させていく流れができはじめています。こうした労働者のための政策は、市民運動が作成した案が基になっていることも重要な点です。
一方、日本では労働者の非正規化の流れは止まりません。現在、日本の非正規公務員の75％は女性です。本来、公務職は住民に安定したサービスを供給するために正規とすることが原則でした。しかし、地方公務員法の改悪などで、これから正規公務員は更に減らされてしまうかもしれないという状況です。
このスタディツアーは、韓国・ソウル市における労働の質の向上を目指した政策転換の方法を学ぶ旅です。新たな労働政策を提案した市民運動、そして力強い運動の歴史をもつ女性労働運動を担う活動家と出会い、日本の官製ワーキングプアなど女性たちを取り巻く労働の問題をどのように解決できるのか考えます。
また、被害者たちの声を無視した2015年末の「日韓合意」以降、さらに広がりを見せている「慰安婦」問題の解決を求める市民運動にも触れるため、戦時性暴力を許さない立場から「戦争と女性の人権博物館」を訪ね、日本大使館前の「水曜デモ」にも参加します

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