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【終了しました】＜マイチケット＞〜韓国の祭りを訪れる〜密陽百中ノリ2018

 いざ、「農者天下之大本」の幟の下へ

百中ノリは昔から続く稲刈り前の農民の遊びです。農民は生きるために大地を耕し、収穫を前にして豊作を祈る祭りに集い遊んだのです。私たちは韓国の各地で「演奏」と「演舞」だけになったサムルノリ（四つの楽器による農楽）を見てきました。密陽百中ノリに出会うまでサムルノリはこんなもんだと思っていました。農楽はいつのまにか「遊び」であることを忘れて観客を意識した「演舞」になってしまったのかもしれません。
百中ノリは違います。生活道具で作った楽器、綱引き、力自慢まで登場する農民の遊びが続きます。遊びだから気取ったところがありません。百中ノリには密陽の土の匂いが染みついています。

 地の人による、地の人のための祭り

二十四節句のひとつである「百中」のころに虫追いの行事として催されるのが百中ノリです。韓国の祭りは土壇場まで、なにもかも決まらず、土壇場でなにもかもが決まります。百中ノリは「見せるための祭り」ではなく「地の人のための祭り」です。だから、自分たちの都合で、自分たちの流れで決めるのは当たり前のこと。
祭りの準備に、本番に、後片付けに、朝から晩まで大活躍の保存会の面々には、お疲れのところ申し訳ございません。ご苦労をねぎらうといいながら、さらに交流の宴に夜遅くまで付き合わすのは、日本流に言えばご遠慮すべきところでしょう。しかし、そこは郷に入れば郷に従え、という便利な理屈で、これも恒例となった交流会に私たちは遠慮なく突入します。ファンクラブは、この宴会のために、毎年、毎年懲りることなく玄界灘を越えてはるばる密陽まで足を運んでいるのです。密陽とはなんだか一生の付き合いになりそうです。

日程表

実施要項