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【終了しました】＜マイチケット＞〜韓国の祭りを訪れる〜密陽百中ノリ2016

 時は百中・所は密陽　いざ「農者天下之大本」幟の下へ

百中ノリは昔から続く稲刈り前の農者の「遊び」です。農民は生きるために大地を耕し、その合間に豊作を祈り自分たちで遊んだのです。私たちは韓国の各地で「演奏」と「踊り」だけになったサムルノリ（四つの楽器による農楽）を数多く見てきました。密陽百中（ミリャンペッチュン）ノリに出会うまで、サムルノリはこんなものだと思っていました。サムルノリはいつのまにか「遊び」であることを忘れて「演舞」になってしまったのかもしれません。
しかし、百中ノリは違います。もともと百中ノリは人に見せるためのものではありませんでした。生活道具で作った楽器のサムルノリから、綱引きや力自慢まで登場する、農民の楽しい「遊び」です。「遊び」だから気取ったところがありません。百中ノリには密陽の土の匂いが染みついています。

 地の人による、地の人のための祭り

二十四節句のひとつである「百中」のころに虫追いの行事として催されるのが百中ノリです。韓国の祭りは土壇場まで、なにもかも決まらず、土壇場でなにもかもが決まります。百中ノリは「見せるための祭り」ではなく「地の人のための祭り」です。だから、自分たちの都合で、自分たちの流れで決めるのは当たり前のこと。
祭りの準備に、本番に、後片付けに、朝から晩まで大活躍の保存会の面々には、お疲れのところ申し訳ございません。ご苦労をねぎらうといいながら、さらに交流の宴に夜遅くまで付き合わすのは、日本流に言えばご遠慮すべきところでしょう。しかし、そこは郷にいれば郷に従え、という便利な理屈で、これも恒例となった交流会に私たちは遠慮なく突入します。ファンクラブは、この宴会のために、毎年、毎年懲りることなく玄界灘を超えてはるばる密陽まで足を運んでいるのです。密陽とはなんだか一生の付き合いになりそうです。

 通訳は、村山一兵さん

私たちの密陽への行程に村山一兵さんが同行し、通訳を担当していただくことになりました。村山さんは、日本軍「慰安婦」が暮らすナヌムの家のスタッフとして5年間ハルモニたちと寝食を共にしてきました。その後、ナヌムの家を離れ、今は釜山で外国人労働者を支援する活動にたずさわっています。

日程表

実施要項

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